保険診療における検査内容と、おおよその検査費用の目安のご案内です。

保険診療の費用は保険点数で定められており、負担割合で支払う費用が変わってきます。
基本的には検査料+診察料となりますが、追加の検査や処方などの有無により決まります。

・初診料 2880円(3割負担で864円)
・再診料 730円(3割負担で219円)

・マンモグラフィ検査 5,620円(3割負担で1,686円)
・マンモグラフィ検査 5,620円
(3割負担で1,686円)

デジタルマンモグラフィ撮影装置を用いて、乳房を挟んで圧迫したうえで撮影します。
通常は片方の乳房につき2方向ずつ、計4回の撮影をおこないます。
撮影時間は約10分です。

・乳房超音波検査 3,500円(3割負担で1,050円)
・乳房超音波検査 3,500円
(3割負担で1,050円)

超音波用のゼリーを塗った乳房に超音波を発生する機器を当てて乳房の中を観察します。
放射線被曝が無いので、妊娠中や若年の方でも可能な検査です。
検査時間は5分程度です。

・細胞診 11,000円(3割負担で約3,300円)
・細胞診 11,000円
(3割負担で約3,300円)

乳房の中にある腫瘤に対し、超音波検査機で確認しながら採血検査で使われる程度の太さの針を刺し、腫瘤の中にある細胞を吸引し、病理検査(顕微鏡検査)に提出します。
検査結果が出るまでに約1週間かかります。

・組織診(針生検) 25,800円(3割負担で7,740円)
・組織診(針生検) 25,800円
(3割負担で7,740円)

乳房の中にある腫瘤に対し、超音波検査機で確認しながら局所麻酔をおこない、皮膚に2mm程度の小さな傷をつけて、ポールペンの芯程度の太さの針を刺して、腫瘤の組織を一部細長くくりぬいて採取し、病理検査(顕微鏡検査)に提出します。
検査結果が出るまでに約2週間かかります。

・組織診(吸引式針生検) 62,400円(3割負担で18,720円)
・組織診(吸引式針生検) 62,400円
(3割負担で18,720円)

針生検と同じ方法ですが、更に太い針を用いて、より多量の組織を採取し、病理検査(顕微鏡検査)に提出します。たくさんの腫瘍組織が必要と考えられる場合に選択します。
出血リスクが針生検に比べて高いため、翌日に止血確認のための受診が必要です。
検査結果が出るまでに約2週間かかります。
※手術手技に分類されているため、がん保険に加入されている場合は保険が下りることが多いです。加入されている保険会社にお問い合わせください。

・免疫染色(組織診における追加検査) 15,900円
(3割負担で4,770円)
・免疫染色(組織診における追加検査) 15,900円
(3割負担で4,770円)

組織診でがんと診断された場合に、どのような薬が効くタイプかを判断するために、ホルモン受容体およびHER2という免疫染色検査を追加します。
がんの診断がついてからおこなわれるため、検査結果が出るまでに追加で1週間程度かかります。

・骨密度検査(腰椎+大腿骨) 4,500円(3割負担で1,350円)
・骨密度検査(腰椎+大腿骨) 4,500円
(3割負担で1,350円)

2種類の異なるX線を照射して、骨密度を測定するDEXA法と呼ばれる方法です。
被曝量は胸部レントゲン写真の1/5程度と極めて低く安全です。迅速で精度の高い測定ができるため、骨密度測定の標準となっています。
簡易的な手の骨での測定と異なり、骨折しやすい腰椎と大腿骨頸部の測定を直接おこなうため、より正確な骨密度診断ができます。
当院でおこなっている骨質診断は無料で追加しています。
撮影時間は約10分です。

骨密度+骨質検査

【検査費用の例】

  • 初診でマンモグラフィ検査と超音波検査をおこなった場合:3割負担で3,600円
  • 初診で超音波検査のみをおこなった場合:3割負担で1,910円
  • 初診でマンモグラフィ・超音波検査をし、細胞診をおこなった場合:3割負担で6,900円

※費用はあくまでも目安です。